リラックス方法について

皆さまこんにちは。
随分と寒くなってまいりましたが、皆さま体調など崩されていませんか?
あたたかくしてお過ごしくださいね。

 

さて、皆さまは少し気分がふさいでいる時、悩んでいる時、気分を変えようと頑張ってみてもなかなかうまくいかない時はどのように気持ちを切り替えてみえますか?

 

今回は私が実践し、リラックスして元気になれた方法をご紹介したいと思います。
「あたたかいルイボスティを飲みながらゆっくり過ごしてリラックス」
なぜ、わたしがルイボスティを飲み始めたかといいますと、白子ウィメンズホスピタルのおやつでルイボスティが患者さまにふるまわれているのを見て、「私も飲んでみようかな」と思い、飲んでみたのがきっかけです。
購入した分は飲みきろうと毎日続けたら、今までは3日に1回しかお通じがなかったのですが少しずつ改善されるようになりました。
改めてルイボスティの効果について調べてみると、リラックス効果、美肌&新陳代謝UP、むくみ改善、抗アレルギー、便秘対策など嬉しいことがたくさん書いてあり、心からリラックスでき便秘も解消され、いいことがたくさんでした。

 
※ルイボスティにはポリフェノールが含まれています。
ポリフェノールは植物性食品のほとんどに含まれる成分であり危険なものではありません。
しかしながら妊娠後期の人がたくさん摂りすぎると赤ちゃんに動脈管早期収縮という異常を引き起こす可能性もありますので注意が必要です。
ルイボスティの香りで癒やされ、リラックスしながらコップ1杯程度の摂取にしましょう。

 

皆さまはどのような方法でリラックスされていますか?
なにか良い方法があれば皆さまのおすすめのリラックス方法も教えてください。
助産師外来で皆さまとお会いできる日を楽しみにしています。

インフルエンザ予防

足元でサクサクと音を鳴らす落ち葉や頬をさす木枯らしに、冬の訪れを感じる今日この頃、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
季節の変わり目、体調はいかがでしょうか。
当院でもインフルエンザの予防接種が始まりました。
今回はインフルエンザの予防についてお話させていただきたいと思います。

 

インフルエンザは、一度流行が始まると短期間で多くの人へ感染が広まります。
日本では例年12~3月が流行シーズンです。
インフルエンザを予防する有効な方法としては以下があげられます。

 

1.ワクチン接種
インフルエンザワクチンは感染後に発症する可能性を低減させる効果と、発症した場合の重症化を防ぐ効果があるとされています。
※尚、当院ではインフルエンザワクチン接種の予約は不要です。ワクチン接種をご希望の方は、お近くのスタッフへお声がけください。

 

2.外出時の手洗い
インフルエンザに限らず、接触感染や飛沫感染を感染経路とする感染症対策の基本です。
新型コロナウイルスの流行から手洗いを重要視する方も増えたのではないでしょうか。

 

3.適度な湿度の保持
空気が乾燥すると、気道粘膜の防御機能が低下し、インフルエンザにかかりやすくなります。
特に乾燥しやすい室内では、加湿器などを使って適切な湿度(50~60%)を保つ事も効果的です。

 

4.十分な休養・適度な運動とバランスのとれた栄養摂取
免疫力アップに不可欠な食事として、大豆・乳製品や緑黄色野菜、発酵食品・食物繊維をうまく取り入れることが良いとされています。
また、十分な睡眠やマタニティヨガ、30分程度の軽い散歩なども免疫力が上がるといわれています。

 

妊娠前の女性に比べ、妊娠中は免疫力が低下すると言われています。
そのため、菌やウイルスに感染しないよう、しっかりと予防することが大切です。
また、母体の免疫獲得により、胎盤を介して胎児へも抗体が移行するため、妊娠中のインフルエンザワクチン接種は出生後の乳児の感染予防・重症化防止につながります。

 

これからより一層インフルエンザが流行する時期となっていきます。
今できるだけ早めの予防・行動をしてインフルエンザ対策をしていきましょう。
なにか心配なことや、不安なことがありましたらいつでもご相談ください。
ますます寒い日が続くと思いますが、どうぞ健やかにお過ごしください。

初乳について

空が澄み、気持ちいい秋風が吹き渡るころとなりました。
金木犀の香りに四季の移ろいを感じる今日このごろです。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回は「初乳」についてお話させていただきたいと思います。

 

「初乳」とは免疫成分や栄養を多く含んだ、赤ちゃんが生まれてから最初のころに出る母乳の事を言います。
赤ちゃんにとって初乳が良い理由はまず、初乳には消化しやすいタンパク質が多く含まれていて栄養価が高いことです。
そして初乳に含まれた免疫成分には、生まれてきた赤ちゃんへのウイルスや細菌の侵入を防ぎ、赤ちゃんを病気から守る役割があります。
初乳の出を良くするためには妊娠中に栄養バランスの良い食事を摂る、急速をしっかりと取る、ことなどがあげられます。
また、出産後なるべく早めに赤ちゃんにおっぱいを吸ってもらうと初乳の出が良くなるとされています。
あまり吸わないなと思っても、おっぱいを赤ちゃんが舐めているだけでも乳頭への刺激がママの脳へ伝わり、母乳の分泌が活発になります。

 

初乳が出る量には個人差があります。
量が少なくても免疫成分やタンパク質が多いため、赤ちゃんをウイルスから守る役割が期待できます。

 
出産後、授乳の時間がお母さんと赤ちゃんにとってより良いものとなりますようスタッフ一同精一杯サポートさせていただきます。
授乳について気になることや不安なことなどがありましたらいつでもお気軽にご相談ください。

 

朝夕はますます冷えてまいりますので、お体にお気をつけてお過ごしください。

skin to skin

秋空が気持ちよく澄みわたる季節となりました。
秋期心地よい今日このごろ、いかがお過ごしでしょうか。

 

当院では出産後に赤ちゃんをお母さんの胸の上へお連れし、肌と肌を接触させるskin to skin(早期母児接触)を実施しております。
今回はそのskin to skinについて説明させていただきます。
skin to skinはもともとは保育器がない地域で、保育器代わりにお母さんの”ぬくもり”を使って赤ちゃんの体温を温めたりしていたことから、主に未熟児に対してのケアとして世界に広まりました。
現在は、その効果が未熟児だけではなく、すべての赤ちゃんにも当てはまるということで、すべての赤ちゃんと両親に勧められています。
生まれてすぐに親子のスキンシップをすることで、母子の絆が深まり、愛情が育くまれ、幸せホルモンが出ることで母乳が出やすくなると言われています。
また、お母さんに抱っこしてもらうことで赤ちゃんが落ち着いたり、お母さんの常在菌が赤ちゃんの免疫を作る手助けをしてくれるため感染症に強くなったり、呼吸や心拍などが安定し、新しい環境に早く慣れることができます。
その他にも、赤ちゃんを胸に抱き、温もりや重さを肌で感じることで実感が湧き、とても幸せな気持ちになることができます。

 

このように、skin to skinはお母さんにとっても赤ちゃんにとっても、たくさんの利点があります。
私達がお母さんとあかちゃんのそばに付き添って、ご家族で幸せな時間を安心して過ごせるようお手伝いさせていただきます。
健康に留意していただき、味覚の秋を存分に満喫ください。

食欲の秋

夏の厳しい暑さも和らぎ、秋の匂いや気持ちいい風が感じられるようになりました。
皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

秋といえば、読書の秋、スポーツの秋、芸術の秋、音楽の秋などありますが、なんといっても「食欲の秋」ではないでしょうか?
この言葉の由来を調べてみると、秋は様々な食材が旬を迎えることから、美味しいものを食べる機会が増すというのが最も有力な説だと言われているようです。
また、夏のうだるような暑さから秋の涼しく過ごしやすい気候の変化も影響しているようです。

 

実りの秋といわれるように、たくさんの野菜や果物が旬を迎える季節なので食欲が増すのは仕方のないことかもしれませんね。
しかし、体重管理に気をつけている妊婦さんにとっては食べ過ぎ注意の季節でもあります。
妊婦さんの体重増加が多すぎると妊娠高血圧症候群や妊娠糖尿病などのリスクを高めるため、増加の目安は1週間で0.5kg以内といわれています。
食べ過ぎを防ぐには、早食いを避けてゆっくり食べることです。

そうすることで少ない量でも満腹中枢が満たされて、満腹感を感じられます。

 

私自身食べることが大好きで、「これで最後にしよ」と思っていても結局我慢できず手が伸びでしまう…そんな止まらない食欲にどうしたもんかと悩んだことがあります。
そのときにやってみたことが「食べたものを記録する」ことでした。
食べたものが可視化されることで食べ過ぎを実感できるので、食生活を見直す方法としておすすめです。
妊娠中の体重管理は、ママと赤ちゃんの健康のために大切なものであり、それぞれ個人の適正体重で管理することが重要になります。
助産師外来ではそのような一人ひとりに合わせたご相談も承っております。

お気軽にお声がけください。

産後うつについて

日中はまだ汗ばむ暑さですが朝夕は過ごしやすくなり、晩には虫の声が聞こえるようになりました。
夏の疲れは出ていらっしゃいませんか。

 

私事ですが、この春から親元を離れて暮らす娘が先日帰ってきました。
その時、ベランダで虫が鳴いているのを聞いて
「三重では虫が鳴いている!あっちじゃ全く鳴いていない。」
と驚いていました。
田舎は季節を肌で感じることができますね。
育児中は本当に大変でしたが、子どもが巣立つのは早いと実感しております。

 

さて、出産を控えた皆さんは「産後うつ」という言葉を聞いたことがありますか?
妊娠中や出産してからの数ヶ月の間は、心のバランスを崩してしまうことが少なくない時期です。
そのため「気分が落ち込む」「意欲がわかない」「不安で落ち着かない」「眠れない」ということがみられ、育児がうまく行かなくて自分を責めてしまうことがあります。

 

産後うつ病の発症は、産後2週間以内が多いと言われています。
初めての育児に戸惑ったり、母乳が足りているのか不安になったりしている場合に多くみられます。
一方、産後2ヶ月以上経過してから産後うつ病を発症することも少なくありません。
産後すぐは実家に戻ったりして比較的サポートが行き届いているのに対して、いざ一人になったときに大きく戸惑ってしまうことから抑うつ状態になっていきます。

 

パートナーとともに、産後うつ病は誰にでも起こりうることを認識し、今から妊娠中~産後の過ごし方について話し合い、必要な準備を行っていきましょう。
産後1ヶ月は体も疲れやすいので、自分と赤ちゃんの身の回りのお世話以外の料理・家事はどなたかに手伝ってもらうのが良いかと思います。
週に何回かだけでも夕食をお母さんに作ってもらう、など部分的にサポートをお願いできないか、今のうちに相談してみてはいかがでしょうか。
出産を機に義理のご両親にサポートをお願いするのも、一つだと思います。

 

いざ心身ともに疲れてしまったら、パートナーの方に「大変で、つらい」と打ち明けましょう。
「家族の前で泣きなさい。大事な人に『大丈夫じゃない』と言いなさい。それを言えないときが実は一番つらいから。素直になって。」
という歌がありました。
まさに育児にも当てはまると思います。

 

産後2週間には、2週間健診を兼ねた母乳外来があります。
身体面で不調があったり、なにか心配や不安な事がありましたら、スタッフや医師にご相談ください。
お母さんが楽しく健康的に育児できるようにサポートさせていただきます。
まだ暑い日が続きますが、お体に気をつけてお過ごしください。

夏バテ予防について

立秋とは名ばかりの厳しい残暑が続きますがいかがお過ごしでしょうか。
妊娠中は妊娠前と比べて体温が上がるので、夏は厳しい季節ですね。

 

今回は夏バテについてお話させていただきます。
夏バテの原因には自律神経の乱れや水分不足などが挙げられます。
妊娠中は体温が上がりやすく、汗の量も増えるため、水分補給が不足しがちです。
また妊娠初期はつわりで食事が摂れなかったり、妊娠中期以降は子宮が大きくなって消化器官を圧迫したりすることで、食欲不振や消化不良を起こしやすくなります。
夏バテの症状は倦怠感、疲労感、食欲不振、めまい立ちくらみなどがあります。

 

夏バテを予防するには・・・
・水分補給をこまめにする
水やノンカフェインの飲み物がおすすめです

 

・規則正しい生活を送る
睡眠を十分にとりましょう
寝る前のスマホやテレビは避けて神経を落ち着かせましょう

 

・冷房を適度に使用する
室温と外気温の差は5度以内になるよう心がけましょう

 

・冷たい食べ物や飲み物ばかりにしない
体の中から冷えると内臓の機能が低下します

 

以上のことに気をつけてください。
まだまだ暑い日が続きます。
体調の変化には気をつけて暑い夏を乗り切り、楽しいマタニティーライフをお送りください。

バースプラン&バースレビュー

茹だるような暑さの中で、蝉の鳴き声も一層暑さを感じさせる毎日ですが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
梅雨もあけて夏本番ですが早く夏が終われば、と思う今日このごろです。

 

さて当院では妊娠35週を過ぎたあたりでバースプランを妊婦さんに書いていただきます。
バースプランとは妊婦さんやご家族にとって素敵なお産、望むお産にするために一緒に頑張ることや、看護スタッフに求めることなどをまとめた計画です。
私達は実際のお産で、書いていただいたバースプランに添えるような看護をしていきます。

 

例えば
・音楽を聴きながらお産したい
・お産の進行具合を教えてほしい
・そばに寄り添ってほしい
・産声を録音したい
・家族との写真をいっぱい撮りたい
などなど、妊婦さんよって思いは様々です。

 

そして産後1日目、2日目あたりでバースレビューをしています。
バースレビューとはお産を終えられたお母さまに今回のお産の体験について振り返っていただくことです。
お産は想像した通りだったのか、どんなことを感じていたのかなどをお産をご一緒した看護スタッフと話し合う機会を持ちます。
そして、その関わりをスタッフ全員で共有して今後の看護につなげていきます。

 

私が関わったお産で、陣痛でつらい中そばで励ましながら寄り添い、いざ出産のときもなかなか赤ちゃんが生まれてこず、息を飲むようなことがありました。
無事に生まれることを願う中、お母さんの頑張りでやっと元気な赤ちゃんが生まれた瞬間、本当に良かったと思うお産でした。
そしてそのバースレビューをさせていただいた時、お母さんとお互い良い振り返りが出来たことがありました。

 

一人ひとりにとって大切な出産なので、できるだけ妊婦さんの思いに添えるようスタッフが関わらせていただきます。
またお産のときにもご希望があればお申し出ください。

 

皆さまのご出産が素晴らしい人生の一つになりますよう、スタッフ一同お手伝いさせていただきます。

2023年度新人自己紹介2

梅雨が明け、太陽が眩しい季節となってまいりましたが皆さまいかがお過ごしでしょうか。
今回ブログを担当させていただきます、4月から入職しました看護スタッフの南陽菜(みなみ はるな)と申します。

 

私は、高校生の時に見ていたドラマをきっかけに産婦人科で働くことに対して興味を持ち看護師を目指しました。
そして今憧れであった産婦人科で働くことができ、毎日妊産褥婦さんや新生児と関わっています。
私の判断や対応によって、患者さんの状態が良くも悪くも変わってしまうため2つの命と関わることへの責任感を日々感じております。

 
入職してからおよそ3ヶ月が経ち、出来る職務内容が増えてきたことや、妊産褥婦さんと関わる中で
「寄り添ってくれてありがとうございました」
など温かい言葉を頂ける機会があり、看護ケアだけでなく寄り添うことへの大切さを実感しています。
出産を控えていたり安静入院をしていたり、と不安や楽しみ、一人ひとりがそれぞれの想いを持たれています。
その想いや気持ちの変化に気づくことが出来るよう、個別性に合わせた関わり方を大切にしていきたいを思っております。
入院生活や出産、産後の生活を安心安全にサポートしていくことが第一ですが、この経験を活かしながら精神面でも安心することが出来、白子ウィメンズホスピタルを選んでよかったと思っていただけるような看護を提供していきたいと感じております。

 

まだまだ未熟で至らないところばかりですが、先輩方にご指導いただきながら日々学びを深め妊産褥婦さんや新生児、そのご家族に安心して信頼される看護師となれるよう精一杯頑張っていきたいと思います。

2023年度新人自己紹介

初めまして、今回ブログを担当させていただく看護スタッフの川村菜々夏(かわむらななか)と申します。
入職して2ヶ月が経ち、まだまだ未熟でうまくいかないことも多くある中、少しずつできることが増える喜びや、責任感・緊張感を抱きながら新たな命の誕生に携わたせていただいております。
今回のブログではそんな私が産科で働くことを目指したきっかけについて少しお話したいと思います。

 

私には6歳離れた弟がいます。
小学校に入学する直前に生まれたのですが、今でも弟が生まれたときのことを鮮明に覚えております。
まだ「妊娠」や「出産」がどのようなものなのかをほとんど理解していない年齢であったため、母のお腹がどんどん大きくなり、太っているだけだと当時は思っていました。
母が妊娠し、私に弟ができることを知ったのも臨月を迎えたときでした。
私は出産に必死に挑む母の姿、そしてその場にいたスタッフの方を間近で見て「あんな人になりたい!」と漠然とした憧れを持つようになりました。

 

その憧れの気持ちは変わらず、高校卒業後は看護の道に進みました。
コロナ禍であったため実習はほとんどできませんでしたが、看護学校での勉強や現役スタッフの方の講義を通して、やっぱり出産に携わる仕事をしたいと思いました。

その後3年間の看護学校を卒業し看護師の資格を取得し、助産学校へ進学しました。

 

助産学校では毎日が刺激的でした。
特に実習での出来事は鮮明に覚えております。
出産までの期待と不安、陣痛の痛みとともに一生懸命にいきむ姿、新しい家族が増える瞬間、授乳などのなれない育児に取り組む患者様と多く関わりました。
実際には上手くいかないことばかりでしたが、患者様から「側にいてくれてありがとう、すごく支えになった」とお礼の言葉をいただき、喜びと同時にもっと自分自身にできることを増やしていきたいと感じました。
患者様の力になれる、どんな場面においても支えられるように知識・技術を身につけたいと思い、懸命に取り組みました。

 

白子ウィメンズホスピタルの一職員となった今、日々経験を積み重ね、少しでも患者様にとって
「最高のお産になった」
「またここで産みたい」
と思ってもらえるようなケアができるよう精一杯取り組み、少しずつ成長できるよう一生懸命頑張ります。
これからよろしくお願いいたします。

妊娠期のおっぱいの手入れについて

6月半ばに入り、そろそろ本格的な夏を迎えますね。
梅雨の時期はじめじめと蒸し暑い日が続きますが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
体調を崩しやすい季節ですので、お体ご自愛下さいね。

 

わたしは4月に入職しました助産師の福屋と申します。
助産師になって10年が経過しました。
様々な妊婦さんや赤ちゃんと出会い、たくさんのことを学んだ10年でした。
これからも一人ひとりの妊産褥婦さんとの出会いを大切にしていきたいと思います。

 

さて、今回のテーマは妊娠期のおっぱいの手入れについてです。
私達の顔が一人ひとり違うように、乳房や乳頭の大きさや形はみんな違います。
どんな乳頭であっても母乳は出ますが、赤ちゃんが吸いやすい乳頭と、ちょっと吸いにくい乳頭があります。
みなさんは自分のおっぱいを観察してみたことはありますか?
みなさんの乳頭はどんなタイプでしょうか?

 

赤ちゃんが吸いやすい乳頭は乳房の表面からの長さが1cmくらい出ている乳頭で、乳頭・乳輪部が柔らかく弾力性があることです。
乳頭のタイプには、
・小さめタイプ
・大きめタイプ
・乳頭が乳房の中に入り込んでいるタイプ(陥没乳頭)
・乳頭が乳房の表面に出ているけれどほとんど平らなタイプ(扁平乳頭)
というものがあります。

 

生まれてすぐの赤ちゃんにはママの乳頭に自然に吸いつく「吸啜(きゅうてつ)反射」という本能があります。
しかし、乳頭や乳輪部が硬いと赤ちゃんがうまく吸いつけません。
妊娠中から乳頭のケア(乳頭マッサージ)をしておくと、陥没や扁平の乳頭も赤ちゃんが吸い付きやすい伸びの良い乳頭に変えていくことが出来ます。
また、妊娠中から自分の乳房に関心を持つことで乳がんの早期発見に繋がることにもなるのでセルフケアはとても大切です。

 

乳頭や乳輪部をマッサージすると、オキシトシンというホルモンが分泌され子宮収縮(お腹の張り)に繋がります。
お腹が張りやすい方や「切迫早産」と言われている方は、医師に相談の上、正期産(妊娠37週以降)に入ってからにしましょう。
具体的な方法は助産師外来でお話できますのでぜひ助産師外来をご利用下さい。

初夏の晴れ晴れとした青空が嬉しい季節となりました

初夏の晴れ晴れとした青空が嬉しい季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

今回ブログを担当させていただきます、4月から入職しました看護スタッフの櫻井あかり(さくらいあかり)と申します。
入職してはや2ヶ月となり、学ぶことで精一杯ですが先輩方の指導のもと、出来ることがだんだんと増え、日々喜びを感じております。
地域の妊産婦さんとお子さん一人ひとりが妊娠期から産後の育児含め、安心感を持って生活を送っていただけるような関わりをしてくことが私の目標です。

 

私は助産学生の時に、妊娠期から産後2週間健診まで関わらせていただいた患者さんとうまくコミュニケーションをとれなかった経験があります。
その方は産後2週間健診で涙をながされていましたが、私は側にいるだけでした。
助産師さんが詳しく話をされ、その後笑顔になられたのを見て、助産師の関わり合い方次第で大きな影響があるのだな、と感じました。
助産師は分娩時だけではなく、産後もお母さんやお子さんと一生関わることをふまえ育児生活へのサポートもしていくことが安心感につながると思いました。

 

また自分が助産師となり、妊婦さんや産後のお母さん方と関わる中で不安なことや気になることがあるけれどなかなか言えない方もいらっしゃいます。
その時、先輩方は患者さん一人ひとりに合った声がけをし、悩みなどを話しやすい環境づくりを心がけていました。
そのような場面に何度も立ち会い、私も助産師として地域の患者さんと多く関わり安心していただけるように知識や技術を深めていきたいと思っています。

 

現在多くの患者さんと関わらせていただき、お母さんと赤ちゃんの2つの命を預かることへの責任感を日々感じています。
助産師としてまだまだ未熟で至らないところばかりですが、新しい家族を迎えるお母さんやご家族にとって妊娠・出産の体験がより良いものになるよう努力していきます。
これからどうぞよろしくお願いいたします。