予防接種Q&A

予防接種全般について

ヒブ(Hib / インフルエンザ菌b型)ワクチン

肺炎球菌ワクチン

B型肝炎ワクチン

ロタウイルスワクチン

四種混合ワクチン (ジフテリア・百日咳・破傷風混合(DPT)+不活化ポリオ(IPV))

BCG

MR(麻しん・風しん)混合ワクチン

水痘ワクチン

おたふくかぜワクチン

日本脳炎ワクチン

子宮頸癌ワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)

インフルエンザワクチン

予防接種全般について

  • 予防接種はなぜ必要ですか?
  • ウイルスや細菌などの感染症にかかるのを防いだり、感染しても重症にならないようにすることを目的にしています。また、感染する人が減るのでその感染症が周りに拡がるのを防ぐことができます。接種した人だけでなく周りの人を感染症から守ることができます。
  • 予防接種はいつから(何か月から)受けられますか?
  • 定期の予防接種は、ロタウイルスワクチンが生後6週から、ヒブワクチンと肺炎球菌ワクチン、B型肝炎ワクチンが生後2か月から、四種混合ワクチンが生後3か月から接種できます。その後BCGが推奨されています。ワクチン同士の接種間隔等を考えると、ロタウイルスワクチンでも生後2か月で他のワクチンと同時接種するのがよいでしょう。B型肝炎ワクチンは、母子感染予防では出生直後から接種します。予防接種スケジュールは以下を参照して下さい。
    感染症疫学センター 予防接種スケジュール
    日本小児科学会が推奨する予防接種スケジュール
    KNOW*VPD 予防接種スケジュール
  • 一度に複数のワクチンを接種しても大丈夫でしょうか?
  • 複数のワクチンを同時に接種しても、その有効性や反応の頻度・程度についても、単独接種と変化はないとされています。子ども達を予防できる疾患から早期に守るために、日本小児科学会や米国小児科学会では同時接種を推奨しています。
  • 本日、BCGの予防接種を受けました。おふろは入ってよいですか?
  • BCGに限らず、どの予防接種でも当日のおふろは入って結構です。BCG接種当日もかまいませんが、接種部位をごしごしこすることは避けましょう。
  • 最近、風邪をひきましたが、予防接種はできますか?
  • 発熱は一応37.5℃以上とされており、診察上特に問題なければ、接種できます。ただし、かかった病気の種類によって、免疫力の低下やその他の病気を合併することが考えられる場合は、治ってから1~4週間程度たってからの方がよいとされています。接種の際にご相談ください。
  • くすりを飲んでいますが予防接種はできますか?
  • 体の免疫を押さえるようなくすりでなければかまいませんが、病気の急性期(中耳炎や気管支炎で発熱等ある時)には、接種できない場合がありますので、診察の際に医師に確認してください。できるだけお薬手帳を持参して下さい。
  • 卵アレルギーがあり、卵を完全除去しています。予防接種は受けられるでしょうか?
  • 卵アレルギーがあっても全身症状、あるいはアナフィラキシーを起こしたことがなければ、通常は特に問題なく接種が可能です。(黄熱ワクチン・狂犬病ワクチンについては注意が必要です)不安な場合は三重県予防接種センターを利用されるとよいでしょう。 三重県予防接種センターは、予防接種は受けたいけれど何かあると心配という方や、一般の医療機関で予防接種が受けられない方のために、三重県が国立病院機構三重病院に委託して開設されているものです。詳しくは、国立病院機構三重病院内の予防接種センター(電話059-236-4155)までお問い合わせください。
  • 熱でひきつけをおこしたことがあるのですが、予防接種はできますか?
  • 一般的な熱性痙攣と診断されている場合には、普通に予防接種ができます。ただし熱性痙攣を起こした直後には接種ができないことがありますので、予約を取る際にご相談ください。脳波に異常があったり、くすりを飲んでいる場合は、くすりを出してもらっている先生に前もって相談しておいて下さい。
  • 心臓病でくすりをのんでいますが、予防接種はできますか?
  • 心臓病に限らず、基礎疾患をお持ちのお子様は、むしろ病気を予防するためにも予防接種は積極的に受けておいた方がよいと思われます。ただし、心不全等急性の症状がある場合は接種できませんので、その病気をみてもらっている先生に必ず確認をとっておいてください。
  • 最近、川崎病にかかり、病院に通院しています。予防接種を受けたいのですがいつから接種できますか?
  • はしかなどの生ワクチンの予防接種は、輸血やガンマグロブリンを投与された場合、3か月をあけることとされています。また、川崎病でガンマグロブリンの大量療法を受けた場合は6か月あけることとされています。通院先の先生に確認してください。
  • 早産で生まれましたが、予防接種は他の児と同じようにできますか?
  • 一般的には、他の子どもさんと同じように接種ができます。開始時期も特に遅らせる必要はないといわれていますが、あまりにも小さかったり、集中治療を受けた場合等は、念のため通院してみえる病院の先生に確認をとっておいてください。
  • 昨日、兄が水ぼうそうになりました。1才の妹は本日MRワクチンの予定ですがどうすればいいですか?
  • お兄ちゃんが水ぼうそうになったのであれば、約2週間後に妹さんが水ぼうそうになる可能性が高いと思われます。本日のMRワクチンは中止ですが、接触後3日以内であれば、水ぼうそうワクチンが有効と言われていますので、本日水ぼうそうワクチンを接種することは可能です。なお、参考までに、はしかも同様、接触後3日以内であればワクチン接種で発症を予防することができるといわれています。
  • 予防接種の問診票をなくしてしまいました。どうしたらいいですか?
  • お住まいの市町村に相談して再発行してもらいましょう。(鈴鹿市保健センター:059-382-2252、四日市市こども健康福祉課:059-354-8187、津市健康づくり課:059-229-3310、亀山市あいあい:0595-84-3316)
  • 最近ワクチンの接種間隔について今までの規定から変更があったと聞きました。どのような変更ですか?
  • 改定前は生ワクチンの接種をうけた人は27日以上、他のワクチンの接種をうけた人は6日以上の間隔をおいて接種することが定められていましたが、2020年10月1日から異なるワクチンを接種する際の間隔の制限が一部緩和されました。注射生ワクチン接種後に次の注射生ワクチンを接種する際は27日以上の間隔が必要ですが、それ以外では間隔に関する制限がなくなりました。同一のワクチンを複数回接種する場合の接種間隔については、添付文書等の規定に従う必要があります。

ヒブ(Hib / インフルエンザ菌b型)ワクチン

  • ヒブワクチンてなんですか?
  • ヒブ感染症を予防するワクチンです。ヒブ感染症とはヘモフィルスインフルエンザ菌b型という菌による感染症のことです。ヒブは鼻の奥に潜んでいて、健康な子どもから見つかる場合も少なくありません(健康保菌者)。この細菌が病原菌となり、肺炎や髄膜炎等の重篤な全身性疾患を引き起こします。 特にヒブ髄膜炎は罹患すると20人に1人が亡くなるという恐ろしい病気で、多くの場合生後3か月から5才になるまでの子ども達がかかります。特に3才未満、中でも半数以上が0~1才のお子様に集中しており、ワクチン導入前は、毎年全国で少なくとも400人の乳幼児がヒブ髄膜炎にかかっていることがわかっています。ヒブ髄膜炎にかかると、発熱・頭痛・嘔吐・不機嫌、けいれん等の症状がみられ、治療を受けても、約25%に後遺症(聴覚障害、発達遅延、神経学的障害等)が残ります。このワクチンが導入されてからヒブ髄膜炎はほぼみられなくなりました。
  • 里帰り分娩で、開始時期が遅れてしまいました。今4か月ですがこれからでも間に合いますか?
  • ヒブ感染症、とりわけ重篤なヒブ髄膜炎等は生後3~4か月頃からかかるといわれていますので、かかる前にワクチンで予防することが必要です。そのため、生後2か月で接種することが推奨されていますが、たとえ接種時期が遅れたとしても気づいた時点で速やかに接種をすることが大切です。ただし、生後7か月になると接種回数が変わってきますので、事前に確認して下さい。
  • 以前、中止になったことがあると聞きましたが、接種した方がよいですか?
  • 2011年2月に肺炎球菌ワクチンとヒブワクチンを接種した子ども達に死亡例が相次いで報告されたことより、厚生労働省は2011年3月4日から3月31日まで両ワクチンを一時見合わせる通知を出し、この間、両ワクチンが接種できないことがありました。しかし、国の調査でいずれの症例もこれらのワクチンとの因果関係が証明されなかったので、同年4月1日から両ワクチンとも再開され、2013年4月1日からは定期接種に組み入れられました。

肺炎球菌ワクチン

  • 肺炎球菌ワクチンてなんですか?
  • 肺炎球菌による感染症を予防するワクチンです。肺炎球菌も鼻の奥に潜んでいて健康保菌者も少なくありません。ヒブ(インフルエンザ菌b型)とならんで、子どもの細菌性髄膜炎、菌血症、肺炎、気管支炎、中耳炎などの原因菌として知られています。 中でも肺炎球菌による髄膜炎はヒブ髄膜炎に次いで多く、年間150人程度が発症すると推測されています。死亡率や後遺症(水頭症、難聴、精神発達障害等)が残る例はヒブによる髄膜炎より高く、約21%が予後不良といわれています。 肺炎球菌はタイプが90種類以上あり、そのうち重症感染症をおこす頻度の高い血清型を選んで7価のワクチンがつくられました。その結果、髄膜炎が71%、非髄膜炎も52%減少したと報告されています。しかし、その一方で、このワクチンに含まれない血清型の菌が増加してきており、2013年11月にはその血清型を含んだ13価の肺炎球菌ワクチンが認可され、7価から13価に変更されました。
  • 肺炎球菌ワクチンは熱が出やすいと聞きましたが大丈夫でしょうか?
  • 接種後37.5℃以上の発熱が5人に1人程度、その他接種部位が赤くなったり、腫れたりすることも60~80%程度報告されています。しかし、いずれも重篤なものではなく、全世界で広く接種されているワクチンです。ただし、高熱が続いたり、機嫌が悪い場合は、早めに医療機関を受診して下さい。

B型肝炎ワクチン

  • 小学生の姉はB型肝炎ワクチンを接種していませんが(連絡もなかった)なぜ弟は公費で接種できるようになったのですか?
  • 日本では、従来からB型肝炎母子感染防止事業として、感染の可能性がある赤ちゃんに対してのみ保険でワクチンが接種されてきました。しかし、近年、外国から入ってきたと思われるタイプが増加し、約2/3が性的感染が原因といわれています。また小児では、2011年に佐賀県の保育所で20名以上の集団感染が報告されています。世界ではユニバーサルワクチンとして各国で接種が義務づけられており、WHOも推奨しているワクチンです。 厚生科学審議会の予防接種基本方針部会において2016年10月より定期接種になりました。対象は生後1才までの児で、この年齢を過ぎると有料になります。
  • 接種していない姉もした方がいいでしょうか?
  • 何歳からでも接種はできます。4週間隔で2回、1回目の接種から20~24週間後に追加接種をします。(有料)
  • B型肝炎のワクチンを2回接種したまま、忘れていて1年経ってしまいましたが、どうすればいいでしょうか?
  • 1回追加接種をすれば大丈夫です。心配なら追加接種後1~2か月後に採血をして抗体検査をしておくとよいでしょう。

ロタウイルスワクチン

  • ロタウイルスワクチンて何ですか?
  • ロタウイルス胃腸炎を予防するワクチンです。ロタウイルス胃腸炎は乳幼児を中心に感染し5才頃までにはほとんどの子どもがかかるといわれています。ロタウイルス感染症にかかると、発熱、嘔吐、水のような下痢が何回も続き、ひどくなると脱水を起こして入院する場合もあります。まれに脳炎や脳症を起こすこともあります。ロタウイルスワクチンを複数回接種することで重症化が予防できるので、すでに世界各国で接種されています。2020年10月から定期接種になりました。
  • ロタウイルスワクチンには2種類あると聞きましたが、何か違いはあるのでしょうか?
  • ロタウイルスワクチンには、1価ワクチン(2回接種)と5価ワクチン(3回接種)の2種類があります。1価のワクチンは、一番流行して重症化しやすい1種類のロタウイルスを弱毒化したワクチンですが、ほかの種類のロタウイルスにも有効であることがわかっていますので、どちらを接種しても効果に差はないとされています。どちらも生後6週から接種できますが、初回接種は、腸重積症が起こりにくい生後14週6日までに受けることが推奨されています。同一製剤での接種完了が原則ですが、他の自治体からの転居などで、同一製剤の接種ができないなどやむを得ない事情があると自治体が認める場合は、定期接種として製剤を1回のみ変更することが認められています。
  • ロタウイルスワクチンを接種しようか迷っている間に、生後4か月になってしまいました。今からでも接種できますか?
  • 生後15週を越えると腸重積をおこす頻度が高まるとして、ワクチン接種は推奨されていません。当院でもお勧めしていません。

四種混合ワクチン (ジフテリア・百日咳・破傷風混合(DPT)+不活化ポリオ(IPV))

  • なぜ不活化ポリオに変わったのですか?
  • 経口ポリオワクチンは生ワクチンのため、ごくごくまれに(約1.4人/100万人)経口ポリオワクチンの接種を受けた子どもさんに麻痺を起こすことがあります。そのため、ワクチンが原因で麻痺を起こす可能性のない不活化ポリオワクチンに変更されました。一方で不活化ポリオワクチンは、接種回数が増加しますので、DPTワクチンに組み込まれたDPT・IPVワクチンが開発され、四種混合ワクチンとして2012年11月1日より接種が開始されています。
  • 3才の女の子です。四種混合ワクチンを3回接種したのですが、転勤等で追加接種をしていません。最後に接種してから2年以上過ぎていますが、まだ間に合うでしょうか?
  • 四種混合の第1期追加接種は、3回接種後12~18か月の間に行うことが標準的ですが、18か月以上経過した場合には、速やかに追加接種を行うことが望ましいとされていますので、気がついた時点ですぐにご相談ください。

BCG

  • 先日BCGを接種したのに針痕がみられません。ついていないのでしょうか?
  • BCG接種後1~2週間は針痕が消失しますが、その後再度みられるようになり、4~6週間で膿んだようになってくるお子様もあります。もうしばらく様子をみてください。
  • 1か月程前にBCGを接種しましたが、接種部位が赤く腫れあがっています。大丈夫でしょうか?消毒をした方がよいのでしょうか?
  • 特に心配ありません。時に脇の下のリンパ節がはれる場合もありますが、BCG接種後4~6週間がピークで、以後徐々にひいていくはずですので、そのまま様子をみてください。2~3か月たっても痛がったり、膿がでてくるようなら、一度診察を受けてください。

MR(麻しん・風しん)混合ワクチン

  • なぜ2回接種するのですか?
  • 麻しんワクチンや風しんワクチンを接種しても、1回では免疫のできない人が数%はいるといわれています。2回接種することにより、免疫のない人を極力減らすことができます。また、1回の接種で免疫ができた人でも、年月がたつうちに免疫が弱くなり、麻しんや風しんにかかってしまうことがあります。2回接種することで、弱くなった免疫を再度強くすることができます(ブースター効果)。さらに、2回目の機会を設けることで1回目を受けそこなった人に免疫をつけることができます。
  • 今妊娠中です。私は調べてもらって風しん抗体はあったのですが、夫は抗体がなかったため、MRワクチンを勧められました。麻しんの抗体は調べていませんが、接種して大丈夫でしょうか?
  • MRワクチンを接種することで、麻しん風しんの両方の免疫がつきますのでMRワクチンを接種しておかれた方がよいと思われます。もし麻しんの抗体があっても副反応等、体に悪影響を及ぼすことはありません。なお、昭和37年4月2日~昭和54年4月1日までの間に生まれた男性を対象に風疹の抗体検査及び風疹の第5期の定期接種が行われています(令和元年度~令和4年3月31日まで)。詳細はお住まいの市町村にお問い合わせください。

水痘ワクチン

  • 水ぼうそうのワクチンは2回するのはなぜですか?
  • 水ぼうそう(水痘)は、感染力の強い病気で5才までに約80%の子どもがかかるといわれています。1回の接種では20%以上の子どもが、軽症ではあるものの水痘に感染するといわれており、諸外国にならい2回接種が推奨されるようになりました。日本でも2014年10月から定期接種に組み入れられ2回接種となりました。標準的には、1回目は生後12か月から15か月、2回目は1回目を接種してから6~12か月を経過してから行うこととされています。
  • 昨日、一緒に遊んでいた友人が、本日から水疱が出てきたので小児科を受診したら水ぼうそうだといわれたそうです。水ぼうそうのワクチンは一度も接種していませんが、今からでも間に合いますか?
  • 水ぼうそうは、水疱が出る1~2日前からかさぶたになるまで感染力があるとされています。水ぼうそうの方と接触したらできるだけ早く、少なくとも3日以内であれば、ワクチンを接種することにより発病が予防できるか、完全に予防できなかったとしても軽くすむといわれています。事前にご相談下さい。
  • 帯状疱疹は水ぼうそうのウイルスが出てきたものと聞いたことがあります。小さい頃、水ぼうそうのワクチンを接種していますが、帯状疱疹としてウイルスがでてくることはありますか?
  • 帯状疱疹は、水ぼうそうと同じウイルス(水痘・帯状疱疹ウイルス)によって起こります。このウイルスは、水ぼうそうが治っても神経節の中に潜んでいて、体の抵抗力が落ちたりすると帯状疱疹として発症するといわれています。水痘ワクチンを接種して帯状疱疹になる頻度は、水ぼうそうにかかった方が帯状疱疹になる頻度と同じかむしろ低いといわれています。

おたふくかぜワクチン

  • 保育園には行っていないのですが、おたふくかぜのワクチンを接種した方がよいでしょうか?その場合、何才で接種すればいいでしょうか?
  • 保育園に行っていないのでかかる可能性は低いかもしれませんが、実際におたふくかぜにかかると、耳下腺や顎下腺が腫れる以外に、無菌性髄膜炎が約1~2%、思春期以降では、男性で約20~30%に睾丸炎、女性では約7%で卵巣炎を合併するといわれています。また、15,000人に1人程度に難聴を合併するともいわれています。 これに対して、おたふくかぜワクチンでは、接種後2週間前後に数%軽い耳下腺腫脹と微熱がみられることがあるようですが、無菌性髄膜炎は約1,000~2,000人に1人の頻度といわれ実際にかかった場合の100分の1程度です。中でも1才代は他の年令に比べ副反応が出にくいと報告されていますので、1才代で接種をされることをお勧めします。ワクチンは任意接種なので有料となりますが、一部助成を行っている市町村もありますので、事前にお住まいの市町村に問い合わせておくとよいでしょう。
  • 最近、おたふくかぜワクチンは2回するようになったと聞きました。なぜでしょうか?
  • おたふくかぜワクチンも、1回では不十分とされ、諸外国にならい2回接種が推奨されています。2回目は年長でMRワクチンと同時に接種するのがよいとされています。
  • 幼稚園でおたふくかぜが流行っています。兄が本日から耳の下が腫れてきました。1才半の妹は、ワクチンを接種していませんがうつるでしょうか?
  • おたふくかぜの感染力はかなり強く、同居家族で97.4%、学校などの同一クラスでは89.5%との報告もあります。発症予防としての緊急ワクチン接種は、おたふくかぜの場合あまり有効でないと言われており、国立病院機構三重病院でも、接触当日にワクチン接種を行っても50%程度しか予防できなかったというデータが出されています。潜伏期は2~3週間(平均18日前後)とされており、妹さんがそのころ発症する確率は高いと思われますが、もし1か月たっても発症しなければ、その時点でおたふくかぜのワクチンを接種して今後の流行に備えることは可能です。

日本脳炎ワクチン

  • 今年の11月で3才になる男の子がいます。日本脳炎は夏に流行すると聞きましたが、冬に接種してもいいのでしょうか?
  • 日本脳炎ワクチンは1年中通していつでも接種できます。日本脳炎ワクチンは、生後6か月以上であれば定期接種として受けることが可能です。日本小児科学会は日本脳炎流行地域に渡航・滞在する小児、最近日本脳炎患者が発生した地域、ブタの日本脳炎抗体保有率が高い地域に滞在する小児に対しては生後6か月からの定期接種開始が推奨されています。なお、11月なら、インフルエンザワクチンとの同時接種も可能ですので、受診回数が減って便利です。
  • 下の子が3才になったので日本脳炎ワクチンを接種するように言われました。たまたま母子手帳を見ていて、6才の姉が3才の時に1回しか日本脳炎ワクチンを接種していないことに気づきました。3年もあいてしまいましたが、どうすればいいですか?
  • 速やかに残りの2回を接種すれば大丈夫です。接種方法については医師にご相談下さい。
  • 小学4年生の男の子です。忘れていて日本脳炎ワクチンを1度もしたことがありません。今日、学校からII期の案内をもらいましたが、どうすればいいですか?
  • 今まで1度も接種したことがないのであれば、基礎から接種する必要があります。約1か月間隔で2回接種し、翌年追加します。なお、平成17年度から平成21年度にかけての接種の積極的勧奨の差し控えにより、日本脳炎の予防接種が受けられなかった人< ①特別対象者A(平成19年4月2日生まれから平成21年10月1日生まれ)の方は9~13才未満の間にI期(3回)の不足分を定期として接種できます。②特別対象者B(平成7年4月2日生まれから平成19年4月1日までの間に生まれた人)は、20歳になるまでは、残りの回数を定期接種として無料で受けることができます。>は、受診前にお住まいの市町村にお問い合わせ下さい。

子宮頸癌ワクチン(ヒトパピローマウイルスワクチン)

  • なぜ中学生女子に接種するようになったのですか?
  • ヒトパピローマウイルスは主に性的接触で感染するといわれているため、そのような年齢に達する前に予防することが大切とのことから、この年齢が選ばれました。
  • ワクチンには2種類あると聞きましたがどちらを接種すればよいのでしょうか?
  • タイプが100種類以上もあるヒトパピローマウイルスの中から、特に発癌性が高い2種類を選んで作られたのが2価ワクチンで、4価ワクチンはさらに尖圭(せんけい)コンジローマの原因ウイルスの2つが追加され4つのタイプに効果があります。両ワクチンともに、効果は20年くらい続くと予想されており、追加接種は不要と考えられています。どちらを選択されてもかまいませんが、両ワクチンの接種間隔が異なりますので、間違わないようにしてください。尚、2020年7月21日には9価ワクチンが薬事承認されましたが、定期接種には使用されていません。
  • 中学1年生の娘がいます。副作用が問題になり国からの通知で接種できなくなったと聞きましたが、どうすればいいですか?
  • 接種後激しい痛み、しびれ、脱力感等が起こり長く続く症例が相次いで報告されたため、2013年6月厚生労働省は実態調査が必要と考え、約半年間をめどに「接種の積極的な勧奨」の一時中止という決定をしました。まだその後の通知は出されていませんが、積極的な勧奨の一時中止というだけであり、定期接種として引き続き接種は可能です。日本では子宮頸癌で年間約3000人が命を落としています。特に若い世代での罹患率が増加しています。WHOも接種を推奨しており、積極的接種勧奨再開を求める動きも出ています。子宮頸癌は予防できる「がん」です。病気を正しく理解して、予防の為にワクチン接種されることをおすすめします。

インフルエンザワクチン

  • 卵アレルギーがありますが、接種できますか?
  • 卵を食べてひどいじんましんが出たり、顔が腫れあがったりといったような症状がなければ、接種は可能です。接種の際に、医師にご相談ください。 なお心配な方は、国立病院機構三重病院内の予防接種センター(電話059-236-4155)までお問い合わせください。
  • 10か月になったばかりの女の子ですが、保育園に行っているので、インフルエンザが心配です。接種できますか?
  • 接種量は2011年秋から変更になり、生後6か月から3才未満が0.25ml、3才以上が0.5mlに改められました。しかし、当院データでも、乳幼児ではワクチンを2回接種しても抗体が上がりにくいという結果がでていますので、お子様にうつす可能性のある人(ご両親や兄弟、祖父母等)が積極的にワクチンを接種することで、感染予防に繋げていただきたいと考えています。ただし、基礎疾患がありインフルエンザにかかると重症になることが懸念されるお子様には、主治医の了解を得た上で積極的にインフルエンザワクチンを接種されることをお勧めしています。
  • 中学3年生の男の子です。今年は受験なのでインフルエンザワクチンを接種したいのですが、1回でもよいのでしょうか?
  • 厚生労働省のQ&Aでは、13歳以上の方は、原則として1回接種となっています。13歳以上を対象とした研究から、1回接種で2回接種と同じ程度の抗体上昇が得られるとの報告があり、2回接種する必要はないと考えられます。当院のデータでは、4~5才のお子様でも、毎年ワクチンを接種している場合には、1回接種で抗体が上昇し、2回目を接種しても抗体はそれ以上上がらないことが示されていますので、毎年接種しているお子様には、2回目は積極的にはお勧めしていません。ただし、抗体があっても流行のタイプによってはインフルエンザにかかる場合がありますので、ご了承下さい。

参考文献

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