赤ちゃんのスキンケア

こんにちは、あっという間に葉桜の季節になりましたね。
1月から白子ウィメンズホスピタルで働いております、名藤と申します。
私事ですが、つい先日姪っ子が生まれました。
その時出産に立ち会ったのですが、担当の助産師さんが、妹にとっても私にとってもとても心強い存在でした。
私も皆さんのお産や入院生活の中で少しでも「出会えてよかった」と思ってもらえるような助産師になりたいと思っています。

 

さて今回は赤ちゃんのスキンケアについてお話したいと思います。
まず赤ちゃんのお肌の特徴は4つあります。

 

①皮膚が薄いのによだれや吐き戻しなどが多く刺激を受けやすい
②汗腺の密度が濃いためとても汗かき
③皮膚が重なり合う部分が多いため汚れが溜まりやすい
④生後4ヶ月をすぎると皮脂量が減り乾燥しやすい

 

赤ちゃんのお肌はすべすべ、ぷるぷるというイメージがありますが、実は結構ケアが必要なお肌なんですね。
赤ちゃんのお肌の特徴が分かれば対策はしやすいです。
上記の4点を踏まえて、当院でのスキンケアの特徴をお伝えします。

 

①たっぷりの泡を使用して、手で優しく洗い、汚れや肌刺激になるものをしっかり落とす
②洗浄剤は肌への刺激が少ない弱酸性のものにする
③皮膚のくぼみや関節など洗い残しがないようにする
④洗った後はしっかりすすぐ
⑤お風呂の後は保湿剤をたっぷり塗布する

 

またお顔に水がかかるのが怖くて、すすぎがしっかりできないことが湿疹の原因になることもあります。
顔にお湯がかかっても大丈夫なので、頭の上(額の部分)から洗い流してあげましょう。
そして洗浄だけでなくその後に保湿剤を使用し皮膚バリア機能を保つことも大切です。
保湿剤を塗るタイミイングはお風呂の後以外でも、乾燥が気になるとき、着替えをしたとき、おむつを替えたときなど赤ちゃんとの生活スタイルに合わせて塗るといいと思います。
詳しい洗浄方法や保湿方法は入院中でもお話させていただきます。

 

もうすぐゴールデンウィークですね。
良い連休をお過ごしください。