助産師外来

 
2022年4月1日

初期胎児ドックについて

桜の花も咲き揃い心華やぐこのごろ、みなさまいかがお過ごしでしょうか。

三重県は3月6日でまん延防止等重点措置が解除されましたが、新型コロナウィルス新規感染者数は高い水準で経過しています。

海外では新たな変異株が出るなど、まだまだ新型コロナウィルスの脅威が続きます。

手洗い、うがいをしっかり行い、引き続き感染予防をしていきましょう。

さて本日は11月より開始している初期胎児ドックの紹介をさせていただきます。

初期胎児ドックとは、お腹の赤ちゃんに異常がないかを調べる出生前診断の一つです。

お腹の赤ちゃんの健康状態を知るだけでなく、異常を早期に発見し、妊娠中や出産後の治療に備えるために行われます。

毎週木曜日の午後15時~18時に完全予約制で行っております。

検査を行う担当医は、胎児評価を行うためのFMF(The Fetal Medicine Foundation)認定ライセンスを保有しています。

 

1.初期胎児超音波スクリーニング検査
妊娠11週0日~13週6日に赤ちゃんの首の後ろの厚み(NT:Nuchal Translucency)、鼻骨の有無、静脈間血流、三尖弁血流を評価し、21トリソミー(ダウン症)や18トリソミー、13トリソミーといった染色体異常のリスクを計算します。

超音波検査所見からリスク計算を行い、当日に結果を説明いたします。

胎児の向きにより、検査時間が長くなることや後日再検査になる可能性があります。
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2.コンバインド(オスカー)検査
妊娠11週0日~13週6日に2つの母体血清マーカー(free βhCG・PAPP-A)を採血で調べ、超音波検査による赤ちゃんの首の後ろの厚み(NT:Nuchal Translucency)の結果と組み合わせて21トリソミー(ダウン症)や18トリソミー、13トリソミーといった染色体異常のリスクを計算します。

オスカー検査(OSCAR:One-Stop Clinic for Assessment of Risk)とも言われています。

結果は2-3日で出ますので、後日外来で説明を行います。

胎児の向きにより、検査時間が長くなることや後日再検査になる可能性があります。

 

 
3.クアトロテスト
妊娠15週頃から行う採血検査です。

母体から4つの血清マーカー(AFP、hCG、uE3、Inhibin A)を採血で調べ、21トリソミー(ダウン症候群)、18トリソミー、開放性神経管奇形に罹患しているリスクを計算する検査です。

結果は10~14日程度で出ますので、後日外来で説明を行います。

 

4.羊水検査
妊娠15週頃から行う検査です。

母親のお腹に針を刺して羊水を採取し、その中に含まれる胎児の細胞から遺伝子を検査します。

経腹超音波検査により子宮内を見ながら、子宮の血管、赤ちゃんやへその緒、胎盤を避けて安全面に気をつけて行います。

痛みや出血、感染症、破水などのリスクがあり、流産のリスクが0.3%程度といわれています。

 

・1、2、3の検査は非確定検査であり、 4が確定検査となります。

非確定検査で異常を認めた場合、確定検査を行うことを推奨しております。

何か不安なことがありましたら、診察時に医師にご相談ください。

 

私たち助産師も超音波検査について学び、赤ちゃんのかわいいお顔を見られるように、また赤ちゃんの成長をみられるようにと日々勉強中です。

みなさまが不安なく楽しいマタニティーライフをすごせるようにサポートしていきます。

助産師外来のご予約お待ちしております。

 

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