助産師外来

 
2021年9月1日

帝王切開について

皆さん、こんにちは。
9月だというのにまだまだ暑い日が続きますが、いかがお過ごしですか?
今回は、助産師外来にいらっしゃった患者様からリクエストがあった、帝王切開について話をしたいと思います。

 

帝王切開とは、腹部と子宮壁を外科的に切開して、赤ちゃんを直接とりあげる方法を言います。
帝王切開には、予め日時を決めて行う「予定帝王切開」と、赤ちゃんやお母さんの状態、お産の進行によって、急いで赤ちゃんを取り上げる必要が生じた場合に行われる「緊急帝王切開」があります。
その理由として
・過去に帝王切開でお産をしている
・逆子
・双子などの多胎妊娠
・胎児機能不全(妊娠中あるいは分娩中に、何らかの理由で胎児の状態に正常でない兆候が見られた場合)、
・重症の妊娠高血圧症候群
・常位胎盤早期剥離
などがあります。
今では5人に1人の赤ちゃんが帝王切開で産まれていると言われ、珍しいことではありません。

 

当院の入院期間は、出産後1週間となります。
予定帝王切開のスケジュールは、手術前日に入院をし、お母さんと赤ちゃんの状態を確認し、処置を行います。
手術当日は、術衣に着換え、弾性ストッキングを着用、手術前に予め点滴をとります。
手術が始まってから終わるまで不安を少しでも軽減できるようスタッフがサポートいたします。

 

術後1日目は、昼からお粥が始まります。
少しずつ立ったり歩いたりして体を動かすように促していきます。
術後2日目、お母さんの体の回復に合わせながら、赤ちゃんのお世話がスタートします。
授乳の仕方やおむつの替え方、着替えなどを説明していきます。
無理しない程度に少しずつ慣れていけるようにお手伝いしていきます。
わからないことや手伝ってほしいことがありましたら、声をかけてくださいね。
術後3~4日目には、シャンプーをお手伝いします。
術後5日目には、傷の留め具を取り除く処置を行い、異常がなければシャワーが出来ます。
また、退院に向けての生活、沐浴の仕方の説明をします。
術後7日目には、お母さんの体調や傷の状態をみて問題なければ退院となります。

お母さんと赤ちゃんにとって1番いい形で過ごせるように私達もサポートしていきます。
皆さんにお会いできる日を楽しみにしております。

※当コメントは<お誕生記念えほんプレゼント>に
ご応募いただいたかたから当院に寄せられたメッセージです。
*提供元:株式会社ベネッセコーポレーション

メールでお問い合わせの方はこちら採用情報一覧、詳細をご覧になりたい方はこちらenet診察受付診療受付がオンラインでおこなえます

PAGE TOP