助産師外来

 
2021年4月15日

陣痛を一緒に乗り越えるパートナー

こんにちは!
葉桜が少しずつ見られ、あっという間に春が過ぎようとしています。
日中の暖かさを感じる今日このごろ、皆さまいかがお過ごしでしょうか。

 

助産師外来をさせていただく中で印象的なのが、妊娠36週を過ぎ分娩が近くなってきた妊婦さんから、陣痛が『怖い』という声が多くあることです。
初めてのことで陣痛がどんな痛みなのか、耐えられるのか、突然痛くなってきたらどうしよう、という話や、経産婦さんで1人目の分娩時間がとても長く、またあの経験をするのかとトラウマになっているという話も聞きます。
初産婦さんでも、経産婦さんでも不安になるのは同じなんだなと改めて感じます。

 

そこで今回は、陣痛の乗り越え方についてお話したいと思います。
どんな出産も必ず赤ちゃんに会えるという幸せなゴールがあります。
エコーで見た顔と実際はどうかな、早く抱っこしたいな、元気に生まれてきてくれるかな、といろんな楽しみが待っていると思います。
しかしその前に、陣痛に耐えるという大仕事がやってきます。
そんな時、約10ヶ月ママのお腹の中で24時間一緒に過ごしてきた、赤ちゃんというパートナーの存在を思い出してみて下さい。
赤ちゃんもきっと、「声は聞いていたけどママとパパはどんな顔をしているのかな」と産まれることを楽しみにしていると思います。

 

いよいよ出産が近づいてくるころには陣痛の痛みも強くなってきます。
毎回の子宮収縮のたびに赤ちゃんは外へ出ようとしています。
そのたびに「そうそう上手だよ」と赤ちゃんを褒めてあげてください。

 

・もうすぐ外の世界に行けるよ
・もうすぐ会えるよ
・もうすぐ抱っこできるね
・みんなが待ってるよ

 

ぜひ妊娠中から赤ちゃんとの会話をいっぱい楽しんでいただきたいと思います。
出産は一人ではなく「お母さんと赤ちゃんの協力プレイ」です。
陣痛への不安や恐怖はゼロにはなりませんが、赤ちゃんの存在を感じることで1回1回の陣痛に対する「怖い」が「少し楽しみ」になれば良いなと思います。

 

皆さまが無事にお産をされることを、スタッフ一同サポートさせていただきます。

※当コメントは<お誕生記念えほんプレゼント>に
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*提供元:株式会社ベネッセコーポレーション

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