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2025年5月16日
青葉にそよぐ風も爽やかな過ごしやすい季節となりましたが、皆さまいかがお過ごしでしょうか。
4月より入職しました平井 蘭と申します。
私が助産師を目指したのは12歳下の妹の誕生に立ち会った経験でした。
あのとき、分娩室で目の当たりにした母の必死で頑張る姿、そして生まれてきたばかりの赤ちゃんの、力強く響く産声。
その場にいた小学生だった私は、ただただ圧倒されながらも、その奇跡のような瞬間を全身で感じていました。
何よりも心に強く残っているのは、そんな命の誕生の現場で、母と家族を優しく、そして的確に支えていた助産師さんの姿です。
助産師さんは、不安と痛みの中にいる母に寄り添い、安心と希望を与えてくれる存在でした。
その姿をみて、「私もいつか、こんなふうに人の人生の大切な瞬間に寄り添える存在になりたい」と強く思ったのを、今でも覚えています。
当時はまだ小学生でしたが、その想いは時間が経つほどに揺るぐことなく、むしろ確かな目標として私の中で育っていきました。
そして今、こうして助産師としての一歩を踏み出すことができたことに、感謝と決意の気持ちで胸がいっぱいです。
これから出会う一人ひとりの妊婦さんやそのご家族に、心から安心して出産に臨んでいただけるよう、常に丁寧な関わりを心がけ、「この場所で産んで良かった」と感じていただける助産師でありたいと思っています。
そのためにも、日々の経験の一つひとつを大切にしながら、笑顔と温かさを忘れず、常に学びの姿勢を持ち続け、専門的な知識や技術を積極的に吸収していきたいと思っております。
妊婦さんの不安や期待にしっかりと応えられるよう、自分自身を高め続け、信頼される助産師として成長していけるよう努力してまいります。
これからどうぞよろしくお願いいたします。